『つないだこの手は離さない』~彼から彼女への私小説~
結婚式に向けて私へのサプライズで、夫が結婚するまでの思い出や気持ちを、私小説にしてくれた。
こんなサプライズは生まれて初めてのことだった。夫の思いが詰まった本を紹介します。
目次
・一章「さよならに生まれた始まり」
・二章「衝撃がはしる」

1章「さよならに生まれた始まり」
意識しない世界で、「その日」はゆっくりと、ゆっくりと、音を立てずに近づいてきた気がする。10年近くの東京生活にピリオドを打ち、大阪に戻ろうと決断したのは、2012年10月半ばのころだった。大阪育ちの私に、刺激的でトレンドを感じさせ、可能性をも与えてくれたcoolな街。それが東京だった。20代の時に転勤で3年間過ごし、月の半分を東京で仕事をした。この街の事をいつしか好きになっていた。
残り40日。東京を離れることになり、残りの日々を一日一日どのように過ごすか考えた。これからは東京に来る機会も減るだろう。仕事に明け暮れていた私は、最後に「ご縁」をいただき、いろいろ声をかけてくれたのに断ってばかりいた方々に逢いに行こうと決めた。
久米さんとは、あるFacebookのオフ会で私の目の前の席だった。不思議な雰囲気の女性で、職業を聞くとそれ以上に不思議さが増した。フリーのヘアスタイリストで「ヒーリングシャンプー」という神秘的なサービスでもあり、???も付いた。そのサービスを体験しに行った。確か20分、30分ほどのサービスだったが、私は宇宙に立ったまま浮いていて、そこから「地球」を眺めていた。不思議な体験だった。
帰りに知り合いの方がライブするのでよかったら来てねと、手作りのフライヤ―を渡された。
つるちゃんのピアノライブ。11月25日(土曜)14時から。

それからも、何人もの方に逢いに出かけ、食事をしたり、仕事の話をしたり。
11月25日 soulやR&Bが好きな私は、ピアノには興味がなかったが、不思議な雰囲気の久米さんの応援になればと思いライブハウスへ向かった。
ライブハウスに入ると、そこに後の妻となる女性がいた。
さよならに生まれた始まりだった。
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2章「衝撃がはしる」
有楽町駅に着いたのは、待ち合わせ時間の30分前だった。ライブで出逢ってから1ヶ月後の今日、忘年会のお誘いを快く受けてくれたのと、結局ふたりきりの忘年会?になったので、楽しい時間になるだろうと期待もしていた。が…
12月27日(木)19時、有楽町駅は年末のこの時期多くの人が待ち合わせをしていたり、行き交う人々でごった返していた。
ドキドキとワクワクの入り混じった、何とも言えない高ぶった気持ちになっていた。
その瞬間、ざわついていた音がなくなり、足早で行き交う人々がスローモーションで歩き始めた。
目の前に邪魔になるものがすべて無くなり、10メートル先まで道ができた。不思議だ。
そこにミニスカートの黒のロングコートを羽織った彼女を見つけた。

私は、ふたりのためにできた道を小走りに歩き、彼女の前まで行きハグしそうな体制を立て直し、握手をした。何となく彼女も私と同じ「感情」だったのが自然と感じとれた。
その時の彼女の笑顔が、私と同じ「感情」を表していた。
彼女も同じことを思っていた。「何だろう?この気持ちは…」
そこには言葉は必要なく、すべてがこの瞬間から通じていることを、ふたりとも気が付いていたからだ。
次回につづく
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「つないだこの手は離さない」恋人編。意識しない世界でゆっくり、ゆっくりと音を立てずに近づいているような気がする。
このフレーズ「つないだこの手は離さない」は、デートを何回か重ねたとき偶然、見かけたフレーズ。
誰一人といない空間で私たちは、このフレーズ「つないだこの手は離さない」と「君さえいればこの世はヘブン」に出逢いました。
夫も私もいろんなことがあり、自分探し、自分を見つめ直しているときの出逢いだったので、意識しない世界からの最高のプレゼントだと感じたことを思い出します。
現在、結婚生活7年目になりますが穏やかな気持ちで感謝と共に夫婦の愛を育んでいます。
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