夫婦一緒に脳トレ（メンタル）

夫婦一緒に脳トレ（メンタル）

脳は何かを達成するたびにどんどん強くなる

『脳を活かす勉強法』～著者　茂木健一郎～

一生懸命考えていた問題がやっと解けた。その時のうれしさを思い出してみてください。「やった！できた！」

この時、脳の中では「ドーパミン」という物質が分泌されています。これは、神経伝達物質の一つで「快感」を生み出す脳内物質です。

なので、「快感」を生み出す行動が次第に癖になり、2回、3回と切り返していくうちに、その行動が上達していく。

これが「学習」のメカニズムです。このドーパミンを多く分泌させるのは、何歳になっても変えることができるのです。

夫婦も同じようなことが言えますが。結婚生活において喜びやうれしさを繰り返していくと、

ドーパミンの分泌を促してくれるのかもしれませんね。

夫婦の場合、達成感や快感を2倍に感じます。

1人より2人ですることはチームワークが必要になってくるので、そのへんの大変さはありますが、達成した時の喜びは最大になりますよね。

この学習のサイクルを回すには、最初のきっかけをつかむことが大切です。

自分自身が最も喜ぶことは何でしょう。それとは逆の事を思い浮かべてください。

「私は数字が苦手」「英語がなかなか上達しないな」「文章書くの下手だな」など苦手なものを思い浮かべましょう。

この苦手とするものは脳の仕組みから考えると、ドーパミンによる学習サイクルが回っていないのかもしれません。

ドーパミンが分泌されていないのですから、やっても楽しくないから、うまくいく方法をうまくポジティブに考えられない。

私たちはもともとの才能のせいにしがちですが、生まれつき何かが得意な脳、苦手な脳というものはないのです。

大切なのは、ドーパミンによる強化学習サイクルが回るかどうかです。

ここで一つ注意することは、できることを続けても脳は喜ばない。ということです。ドーパミンは出来るかどうかわからないことに一生懸命になってぶつかり、そして努力の末、それを達成した時に大量に分泌します。「私ってこんな事も出来たの？」ってその驚きが強ければ、強いほど喜びが大きくなる仕組みです。

私たち夫婦はブログを始める前は、実際文章苦手だし‥　続けることができなそう‥　とか思っていましたが、

始めてみたら意外と慣れてくるというか楽しみになって、何でもやってみなければわからないんだと気づくことができました。

私の場合は英語がなかなか上達しないので、いつも通りの英会話レッスンでは、どうやら、ドーパミンは出ていないようなので私たちの好きな

「アミ　ちいさな宇宙人」の英語版を読んで私の脳を喜ばせることをしようと思います。

苦しければ、苦しいほどその後の喜びは大きく、より強化される。これが脳のメカニズムです。

この苦しい状況を何とかして突き抜けることを知ることができました。

今回は、茂木健一郎さんの『脳を活かす勉強法』～奇跡の「強化学習」～をご紹介いたしました。

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