夫婦で乗り越えたこと
夫婦で乗り越えたことによって夫婦の絆がより深くなりました。たった6年の結婚生活ですが、いろんなことがありました。そんなことを思い返して私たち夫婦の方向性や考え方、夫婦円満でいられることをお伝えしたいと思います。私たちは人生の大きな出来事があったから、私たちらしい人生観や価値観が見えてきたように思います。
目次
・夫婦で初めての引っ越し
・初めての不妊治療
・亡き父からのプレゼント
夫婦で初めての引っ越し
結婚前、私たちの住まいをたくさん探しているとき、とても気に入った物件があり、すぐさま私たちはその物件を見せてもらいました。そこは見晴らしが良く、近くには子供の声がする芝生の公園とショッピングモール。そして周りは高い建物がないので遠くまで見渡せる環境。また、開放感のあるベランダ。一目見て気に入り契約しました。ただ一つを除いては何の問題もありませんでした。
私たちは互いの住まいの引っ越しをしなければならなかったのですが、入居日までが2週間あり、私が一人で住んでいたマンションの契約がその2週間前に更新になってしまうため、解約をしなければなりませんでした。その間の2週間「どうしよう」となったわけです。仕事もあるし。とりあえず、荷物は一時、レンタル倉庫へ預け、仕事はどうしようか。実家へ一時住まわせてもらうとしても通勤に2時間半くらいかかるし、「無理だ」大阪にある夫の家も引っ越しの準備をしなければ。「そうだ!大阪の美容院で2週間仕事させてもらおう」好運にも私が契約している会社は大阪にも店舗があったのでラッキーでした。
夫は仕事の合間に荷造りをし、私は大阪での仕事を終えてから荷造りをしていました。はじめて大阪で仕事することが意外と心地よく、緊張感とワクワクが融合してメリハリのある日々でした。さて、東京に帰ってきました。次はレンタル倉庫に預けている私の荷物。私たちは節約したかったため、2トントラックをレンタルし、荷物を自分たちで運びました。この作業は力とコミュニケーション、ふたりのチームプレイがないとできないと実感しました。夫婦で二人三脚は結構、楽しい思い出になりました。この引っ越しが初めてふたりで協力しあったことでした。最初から夫婦で共同作業ができたので私たちにとっては大切な時間だったように思います。
初めての不妊治療
私たちは子供はすぐに授かると思っていました。結婚当初は何の疑いもなく「そのうち授かるだろう」と気にも留めていませんでしたが、結婚3年目くらい経っても妊娠する気配はなくそろそろ病院で調べてもらおうかということになり、知り合いの看護師に相談し、婦人科の医師を紹介してもらうことになりました。
ここで夫の精液検査と排卵の状態を調べてもらい、受精能力や造影剤を注入しながらレントゲンを撮る子宮卵管造影検査、卵管が詰まっていないか、きちんと動く精子が一定数あるかを調べます。そのほかに精子を異物としてブロックしてしまう抗精子抗体を調べる血液検査や、いくつかのホルモン検査、クラミジア抗原・抗体検査などもあります。この検査は夫の方が大変だったのではないかと思いました。
男性はデリケートなので、容器に自分の精液を出すという行為はストレスだったと思います。結果は顕微鏡受精をすることを勧められました。その時はショックというより治療するか、しないかの選択で悩みました。二人で半年くらい、いろいろ話し合って顕微鏡受精をすることに決めましたが、私たちはお互い楽天的だった(あまり知識がなかった)ので焦る気持ちは全くなかったし、顕微鏡受精をしようと話し合っているときも夫が前向きに話を進めてくれたので意見の違いや価値観の違いは全くありませんでした。お互いじっくり話し合って、不妊治療もふたりの人生だと向き合ってくれたのだと思います。
不妊治療は、仕事を持つ女性にとっては大変なことだと思います。血液検査をするタイミングや排卵時、生理時などに仕事を抜けて病院へ行かなければならない事、職場のスタッフに負担をかけたり気づかれたくないという気持ちがストレスになること。毎日注射を自分で打たなければならないこと。
仕事中に時間が決まっている注射を打たなければならない事が、今思えばとてもココロにもカラダにも負担があったと感じます。
フリーランスの私は時間調整が比較的しやすい方だったのですが、不妊治療は、カラダのタイミングがあるので急に「明日来てください」や「20時頃来てください」などと先の予定が入れられないことが結構ありました。また、職場の人に言いたくないという気持ちもあったので、普段通り振る舞っていたつもりでしたが、やはり急に勤務時間を変更したり、早退したり、時には急な貧血が起きたり、どうしても気づかれてしまい、私が不安定だったのだろうと思いますが、泣きそうになったことを思い出します。
そんな中、夫が慰めたり、励ましたり労わってくれたりしたことを今でも感謝しています。夫も医師の指示で精液を出すことは大変なストレスだったのだろうと今は理解できます。こうして。私たちは2度の顕微鏡受精をし見切りをつけました。
一度は着床までいったのですが、妊娠には至らず。二度目は着床まで至らずでしたが、「これで不妊治療は終わりにしよう」とふたりで話し合って決めました。私たちの間にすれ違いがなかったのは、「ふたりの問題」と意識していたからだと思っています。「本当に夫と出逢えたことに感謝しています」「ありがとう」
亡き父からのプレゼント
2年前の8月父が亡くなりました。3年前にスキルス性胃がんと診断され家族で父の癌と向き合い、戦ってきました。母をはじめ、2人の弟、2人の義理の妹、その子供たち、夫、私。医師によると胃を全摘してもこの種の癌は浸透するものなので余命1年か、5年か、何十年か、経過を見ないとわからないと伝えられました。
それを一緒に聞いていた父は受け入れていたように感じました。以前から調子が悪い時があり、その度にインターネットで調べてましたから。他にも少し力の強い霊感があったので自分の事は良く分かっていたのだろうと思います。
胃の摘出手術をし、1ヵ月半くらいで退院。幸いにも抗がん剤の副作用は出ていませんでした。好きな物や興味のある物は徹底的に追及するタイプだったので、癌を克服するためにあらゆる健康法を試したり、父は自営業だったので体調見ながら家で仕事をしていました。
その合間、私たちに残せるものがないからと言って、一枚板のテーブルを木の切断から磨き上げ作り終え、100㌔もあるテーブルを家に持ってきてくれました。ほとんど私たちは手伝わなかったのですが…(汗)他にもいろんな木で作ったものをプレゼントしてくれました。今では家の家宝です。
それから何事もなく日常を過ごして1年が経ち、両親が私たちの家に遊びに来るというので、親孝行しようとオーガニックレストランへ行ったり、両親の思い出の写真をテレビ画面で見てもらいなるべくリラックスしてもらえるよう、夫が気をかけてくれました。
しかし父は到着するや否や大切に持っていた刀を持ってきて夫に「俺の形見だから受け取ってくれないか」と夫に言って、刀の磨き方や磨くときの持ち方、サヤへの戻し方などを伝えたかったようだが、私たちは「着いて早々、広げなくてもいいじゃない」と言ってそれを後回しにしました。今思えば、父は死が間地かだということを感じていたのだろうと思います。翌日4人で楽しんでいた晩、父がお腹が痛いと言い出し、念の為、家に帰りたいと言い、私たちは車で送りその日は実家へ泊ることにしました。
あくる日、医師に診てもらい腸閉塞だという診断だった。一般的には、腸管に内容物が溜まってしまい、肛門側に移動できなくなる状態の事なのですが、父の場合、浸透性の癌だったので腸などに何らかの影響があったのだろうと思います。
父が入院して、みんな仕事を調整し、母、弟、義理の妹、夫とスケジュール調整し父のもとへ行っていたのですが、その中でみんなが父に1番いいということをしようと考えることは一緒でしたが、弟とコミュニケーションがとれなかったことで、何度かぶつかったこともありました。私たちは、担当医と直接話せる機会があまりなかったので、状況をしっかり聞きに行ってくれたのが夫でした。
「何かできないのか?」「奇跡が起きないか」とあらゆる方法を探しましたが叶うことはなかったです。今は、確信しています。まわりにいる愛する人の肌に触れたり、ハグしたり、マッサージしたり何でもいいんです。いくつになっても人はぬくもりを感じて、心地よさを自然と求めているのだと。外国ではハグし合うのが日常的ですが、私はとてもいいことだと思います。
私たちは、大変なとき、悲しいとき、苦しいとき、夫婦で向き合い乗り越えてきたんだと思います。私たちの軸は、どんな時も「私たちの問題」と意識してきたことが何より絆を深くしてきたのだと思います。これからもさまざまなことが起こるでしょう。
ひとりで乗り越えるより、ふたりで乗り越えられたら夫婦で成長することができ、励ますこともできます。パートナーの身になって接することができます。ふたりで強くなり互いに守り合っていきましょう。夫だから、妻だからという役割ではなく、パートナーとして、できることをする。どんな時でもパートナーに笑顔を見せること。大切だと思っています。
振り返れば、ふたりで乗り越えてきたんだね。とふと感じて「夫婦で乗り越えてきたこと」を今回のテーマにしました。何度も、何度もいろんな出来事を乗り越えて、夫婦の年輪が増えてくるんだろうと思います。夫婦はそれぞれの考え方などを確認し合って、進めていくことで居心地のいい場所になります。
そして、男性、女性の感じ方の違いを尊重し合うこと。「パートナーの問題」も「私たちの問題」として、できることをしてあげること。私はつくづく幸せものだと思います。私たちは、ときどき思い出の写真を見返しながら、その時の感じたことや思ったことを話題にし、楽しんだり大笑いしています。
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