感謝をしない夫に不満爆発した妻の話

感謝を素直に表現できる夫婦って素敵ですよね。仲の良い夫婦は、日常的に「感謝」を伝えあっているのでしょう。知人の奥さまが、日頃から全く感謝しない夫に我慢の限界がきて「話し合い」をしたと言って、その時の爆発話を教えてくれた。

その友人夫婦は、結婚して10年目で小学生の子供がひとりの共稼ぎ夫婦です。その夫婦とは、家族付き合いをしていて、4人で飲むこともあります。その際の旦那さんは、品があり優しく会話も楽しい人です。でも、他の夫婦のことは誰も知ることができないですよね。芸能人のおしどり夫婦も突然離婚するし。

友人妻の不満を聞くと

結婚して10年、ここ数年感謝された記憶がないそうです。「ありがとう」と言われたことが無いと。友人妻の言い分を整理するのこんな感じです。

・私も働いていて共働き(夫婦平等)
・家事はすべて私のみ(不平等)
・私が残業で帰りが遅くなっても、何もせずテレビを見て待っているだけ(非協力的)
・私の誕生日にプレゼントも無い(無関心)
・出したものを片付けない(手間が増える)
・トイレも汚したままで拭き取りもしない(気分が悪い)
・食事が終わっても「ごちそうさま」「美味しかった」も言わない(食べるだけ)
・ビールとって、新聞とってと全く動かない(命令形)
・休みの日は、自分中心で動く(自己中)
など

これだけ聞いていると、良くできた旦那さんではないことは確かだ。私だったら嫌になって口が出てしまうだろう。

感謝をしない夫

夫婦の不満は、そもそもどのように生まれてくるのか?

辞書を調べると、不満とは、もの足りなく、満足しないこと。また、そのさまやそう思う気持ち。不満足。

なるほど。夫婦の関係で、何かが足りなく感じ、ココロが満たされないことなのでしょう。

・愛情が足りない
・協力意識が足らない
・感謝が足らない
・生活意識が足らない
・信頼が足らない。
・コミュニケーションが足らない
・笑顔が足らない

・会話や言葉が足らない
・給料が足らない
・セックスが足らない

などを考えると、夫婦の全ての不満は「感情や意識」とそれに伴う「行動」の2種類に大きくは分別できるのでしょう。

友人の奥様の話(愚痴)不満を一言にすると、すべてが夫の「行動に対しての不満」でした。なるほど。

不満が爆発するときには、夫の行動にフォーカスされるのでしょう。行動の指摘は、指摘する妻も指摘される夫もお互いわかりやすですよね。

ここで大切なのが、目の前の行動のみを指摘してもすぐにまた不満は現れて、繰り返しになる確率が非常に高いということです。

なぜならば、夫は行動の奥にある「夫婦とは何か」を理解していないか、「夫婦とは何か」の答えに、夫婦の間で大きな乖離があるからです。だからいつまでも感謝をしない夫が目の前に居座るのです。

夫の「足らない」部分にフォーカスするだけでは、改善は見込めないと理解しましょう。では、不満を解決するにはどうすればよいのでしょうか?

妻の不満は、夫婦のカタチが表面に現れたものです

夫に対しての妻の不満は、夫の問題として解決することはできないと理解したほうが良いでしょう。なぜならば、妻の不満と夫の感情や行動は、夫婦のカタチが表面に現れたものだからです。だから妻の不満は夫の問題ではなく、夫婦の問題なのです。夫に指摘をしても、不満を爆発させても一時的には改善されたとしても、夫の行動は長続きしないのはそのためです。

夫婦はニコイチです。

例えば、夫が浮気したとします。浮気と言う行為自体は夫に否があるのは当然です。夫が根っからの女好きで(病的)あれば別問題ですが、夫婦のセックスライフが充実していて、妻とのセックスに満足している場合には、夫が浮気には走る確率はグンと減ります。

例えば、コミュニケーションや会話が無いとします。妻がいつもイライラしていたり怒りっぽかったら、そばに寄りたくないですよね。

例えば、仕事も子育ても家事も親のお世話も、妻が一人で頑張っていたとしましょう。あなたは頑張って頑張って毎日を過ごしています。夫は何もしなくなります。妻だけがいつも一生懸命頑張っていてら「当たり前」の気持ちになっていくのです。日頃から上手く頼ることも必要です。

例えば、夫がセックスを求めてきたとします。妻は、毎日に疲れてそんな気分にならないので断ったとします。そんなときもあるでしょう。でも、拒否し続けると夫は諦めて誘ってこなくなるでしょう。これは、納得したのでなく諦めの気持ちです。

例えば、夫の給料日になりました。「ご苦労さま」「ありがとう」と伝えたとします。夫はあなたにも「ありがとう」と伝えるでしょう。共稼ぎであれ専業主婦であれ。

妻が、夫に愛情を注ぎ続けると、夫が妻に愛情を注ぎ始めます。

妻が、夫に感謝し続けると、夫が妻に感謝し始めます。

夫婦の仲にも礼儀ありで、妻が夫に丁寧に接していると、夫が妻に必ず丁寧に接し始めます。

結局は、夫婦の関係も卵が先か鶏が先か論と一緒なのです。

あなたの不満は、夫に対しての感情なのですが、それは「夫婦お互いの問題なのです。夫の行為だけを指摘しても改善しないのは「夫婦」として考えて言葉にしていないからです。

あなたは、YOU
私は、I
私たちは、WE

不満を解決するには、「私たちは、WE」を使い続けることが、あなたの不満を根っこから解決する早道なのです。

夫に対しての不満を解決する方法

私は(I)、あなたは(You)ではなく、私たちは(WE)を中心にして対話することがポイントです。夫婦(夫と妻)=私たち です。

夫への不満なので、私は(I)対、あなた(You)になりがちですが、そこは気持ちをぐっと抑えてWEを使うことで不満をぶつけるのでなく、夫婦の問題として夫婦で話し合い、夫婦で解決することができるのです。

私が不満を爆発させて、あなたが改善するというカタチは、円満夫婦には無い方程式です。

実践1 夫の愛情が足りないと感じたら

私たち夫婦の愛情ってどうなのかな?」「夫婦って年を重ねるほどに愛情深くなるって聞くけど、私たちの愛情は昔より深くなっているかな?」「私たち夫婦って寂しい夫婦や無関心夫婦になってないかな?」

※NGトーク
「私はあなたに愛情を注いでいるのに、あなたは私に愛情を全く注いでくれないよね」

実践2 夫の協力意識が足らないと感じたら

「仕事がんばってくれてありがとう。夫婦の暮らしってふたりで作っていくものだよね。私たち夫婦は夫婦として助け合って行けてるかな?」「私たち夫婦ってうまく協力しあっているのかな?どう思う?」

※NGトーク
「私にだけ家事も子育ても任せきりで。あなたは仕事で疲れたばかり言って、ちょっとは家事も協力してよ」

実践3 夫の感謝が足らないと感じたら

「◯◯をありがとう。感謝しているよ」と先に伝え続けることです。自分が変われば周りが変わります。感謝してほしいときは、自分がしたことを訴えるのでなく、先に、感謝することを夫に伝えましょう。夫は自然とあなたに感謝の言葉をかけ始めます。「感謝し合える夫婦で、ずっといたいよね」

※NGトーク
「私がこれだけしているのにあなたは、感謝の気持もないよね」

実践4 家事や育児の手伝いが足らないと感じたら

してほしいことを伝えてお願いすることもひとつですが、夫はなかなか続かないですよね。一旦何もしないことです。「ごめんね何もできなくて」と伝え続けます。すると、夫は自分から家事をするようになるか、しなくともあなたの日常の家事に感謝し始めます。もう一つは、義務でしていた家事が、義務でなく自分がやりたいからしているという気持ちになっていきます。

家事や育児は、夫婦で暮らしていくにはふたりでやるべきことです。妻だけの仕事では決してありません。「手伝って」というのは、本質的に解決にはなりません。

※NGトーク
「私ばかり家事をしてあなたは何もしないよね、たまには手伝ってよ」

実践5 会話が足らないと感じたら

もし会話が足らないと感じ始めたら、あなたの話をするのでなく、夫が話しやすいような質問をすることです。聞き上手というのがありますが、これは喋らせ上手といい、夫がしゃべたくなるような質問をするのです。自分の話を聞いて聞いてだけでは夫は離れていきます。あなたが夫に興味を持って接すると、夫もあなたに興味を持ってくれ、無関心夫婦にはなりません。

※NGトーク
「私の話聞いてるの?」「私に無関心すぎるんんじゃない?」

実践6 夫の給料が少ないと感じたら

「毎日遅くまで働いているのに、たったこれだけの給料」という言い方は禁物です。これも反対の法則です。いつもありがとう。お仕事頑張ってくれて感謝です。といい続けると、夫はもっと頑張るようになります。もしくは、少ないけどごめんね。よくやりくりしてくれてありがとうと言い始めます。

※NGトーク

「たったこれだけ?」「何年働いているのよ」「給料上がらないの?」

実践7 セックスレスで寂しいと感じたら

ムードたっぷりに誘うことも一つです。しかしベストは夫から誘ってくるように仕向けることです。変身することで夫の気持ちをこちらに向けるのです。ちょっとの変化では夫(男)は気づかないものです。大胆に変身して、夫を「ドキッ」とさせたら、夫婦生活は充実します。夫もあなたもハッピーになり夫婦の仲が深まります。

※NGトーク
「私に魅力を感じなくなったの?」「外で浮気してないよね」

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夫婦の仲にも礼儀あり。夫婦の間で夫が感謝しないのは、「上から目線」「当たり前」「無関心」か、感謝しているが言葉を出さないかのいずれかが原因です。

これは、言葉で伝えてもほとんど解決しません。夫が感謝したい気持ちにどう持っていくかです。自分自身の言動を変えることが早道です。(大変ですが)

夫婦はお互い様ですので、不満を爆発させる前に自分の言動も先に確認したほうが良いでしょう。そんなことをしているとココロが落ち着いて、不満を爆発させるのではなく、違う解決策が見いだせる場合が多いですよ。

人生100年時代は、夫婦で楽しむ時代です。楽しむためには、夫婦の絆が固まっていないと楽しめませんよね。感謝、尊敬、信頼、愛情・・・・

夫婦の絆を深めるには、「日常生活」がとても重要な時間になります。なぜならば夫婦の習慣になるからです。良いことも悪いことも。まずは、自分の習慣を変えることで夫の習慣を変えましょう。習慣化すると簡単にはもとに戻らないので、夫が感謝しないのでイライラするということもなくなるのです。

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By |12月 5th, 2019|Categories: 人生100年時代の夫婦のカタチ, 夫婦の日常生活|

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2020-05-23T10:52:36+09:00

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