『つないだこの手は離さない』~夫から妻への私小説~
結婚式に向けて私へのサプライズで、夫が結婚するまでの思い出や気持ちを、私小説にしてくれた。
結婚に対する夫の決意とふたりで手探りで始めた結婚生活。大変な分ふたりで考え、行動し、協力したことで、結婚生活の基盤が創れたと思います。
夫の思いが詰まった本を紹介します。
目次
・3章「運命に導かれて」
・4章「ひとつ屋根の下で」
・5章「365日が経って」
・6章「1年遅れのパーティー」
「運命に導かれて」
リビングで、わたしからサインをし印鑑を押した。続いて妻も。
この一瞬空気が引き締まったのが分かった。 キスをして、ふたりで家を出た。
これから役所に婚姻届けを提出に行くのだ。 紙切れ一枚で何が変わるのかと思っていたが、責任感が昨日までと違った。
ふたりとも笑みが溢れる。その日の役所は窓口に数人しか来客が無かったので 二人の気持ちと同じような落ち着いた館内だった。
「婚姻」窓口を見つけ、ふたりそろって提出。 2013年6月27日 7ヶ月前の昨年12月27日に出逢った。
届け出日は、2ヶ月前には決めていた。
世間ではスピード婚となるのだろうが、 ふたりは不思議なことに7ヶ月だが、すでに数年の月日が立ったと勘違いするぐらい 深い生活が出来ていた。
夫婦になり、僕の妻が誕生した。
役所をでると、すぐにお互いの親に電話を入れた。
妻の父親が電話越しに、わたしに質問をした。 「今の気持ちは?」と。
「ひとつ屋根の下で」
予約をしていた、2トンのオープントラックをまず借りた。 これから妻の家の荷物を出す作業をふたりでする。
予定通り2時間で、我ながら綺麗に積み残しなく積み込みできた。 これから、新居に移動と行きたいところだが。
今回の引越は、いくつもの問題を抱えている。 今日からふたりにとってのちょっとした試練が始まる。
8月29日、妻の荷物をトランクルームに降ろし預ける。しばし妻の荷物とはお別れ。
駅前のホテルに。
フロントでチェックインまで妻は2時間待機。 トラックを返却し、自転車で妻が待つホテルへ。
8月30日、妻の部屋の撤去立ち会い。問題なく終了。
8月31日、妻は仕事に出る。わたしは、ホテルで仕事。
9月01日、ふたりで大阪に新幹線に乗り移動。 9月02日~12日、ふたりとも大阪で仕事。
8日はわたしの誕生会を妻がしてくれる。
9月13日、大阪のわたしの荷物を引越屋に引き渡す。 その夜は、布団一枚のみの部屋でふたりで抱き合って寝る。
9月15日 始発の新幹線で、新居に移動。 やっと不動産屋よりキーいただく。妻は、事前に依頼していた電気、ガスの立ち会い。
その間に、わたしはトラックを借りに行って、ホテルから妻を乗せ、トランクルームへ。妻の荷物をピックアップ。
勿論、家に入れるのもふたりで。
それが終わったころで、大阪よりわたしの荷物が届く。取り急ぎ荷物を全て入れる。
終わったころに、妻の両親が引越祝いの家電を持って来てくれる。 4人で遅い食事を取り、両親を見送る。
やっとこれから、ふたりの新居での生活が始まった。
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「365日が経って」
浮ついた気持ちは無かった。 新しい「現実的な目標」が増えただけだ。
有楽町駅での「衝撃がはしった」出逢いから、ふたりの「気持ち」は より深かまるばかりである。
増えたのは、「生活」というカテゴリーだ。
「健康」「仕事」「趣味」「自己啓発」そして「経済」だ。
「健康」は自分は勿論、パートナーにも大きな影響を与えてしまう。 ここは、大切で基本的な部分だ。
感情的にも経済的にも、もっと言えば 「人生」を大きく左右してしまう。
「仕事」は自己成長をしながら収入も得れる大切な手段だ。 楽しく、目的を持って仕事をすれば、「自己成長」にも「経済的」にも 大きくプラスに作用する。「生活」する上では、「仕事」と「経済」は 必ず連動する。
「趣味」はひとりでできるモノとふたりで一緒にできるモノとふたつ持つ。 ふたりでの「趣味」の時間と言うよりも、大切で限られた「時間」をどう 過ごすかの中に、「趣味」の時間が含まれる。
すべてに関連するのが、「自己成長」である。全てのことを通じて ふたりの人生を1日1日噛み締めながら歩んでいきたい。
そんな「会話」が増えたのは、出逢って365日が経ったころからだ。
「1年遅れのパーティ」
わたしの事情で妻には、なにもしてしない。「なにもない花嫁」 一般的な「結婚」に付いてくるイベントのことだ。
婚約指輪、結婚指輪、新婚旅行、結婚式、そして披露パーティ。
「入籍」以外のイベントとなるものは、なにもしてあげれていない。 本当にひどい男だ。なにもできない。気にしていなかった訳ではない というか、いつもこころの中では強く引っかかっていた。
妻は、「なにも必要ないよ」と笑顔で言ってくれる。それも本心だとは思うが 寂しい気持ちにもなることもあるだろう。
「入籍」したと友人に言ったら披露宴は?と聞かれているのも知っている。
渋谷のイタリアンレストラン「レガート」を貸し切りすることに決めたのは4月中旬のことだ。 全てが手作りのパーティだ。
ガーデンウエディングや海外のホームパーティ的な 気軽なパーティがしたかった。本当は、レオナルド・ディカプリオ主演映画「華麗なるギャツビー」 みたいな無茶苦茶なパーティをしたかったが、 勿論先立つモノがない。これは、先に取って置く事にした。
仕事が終わった夜に、招待状の準備をふたりでしている。 ネットで調べて、招待者リストを作り、待状の中身の文章を考え、 封筒やハガキの印刷等々、分担して準備をした。 時間が無く、わたしが東京と大阪を行き来している中ではあったがそんな準備も楽しかった。
ウエディングドレスも海外に直接手配した。その方がデザインがいいからだ。 それ以上にコストが10分の1になるかという理由が大きいが。
しかしリスクがある。本当にパーティまでに届くのか。
有楽町駅前で出逢ったあの日が2012年12月27日 ふたりで婚姻届を提出したのが2013年06月27日(7ヶ月後) そしてウエディングドレスを着て、親兄妹、友人にお披露目できるパーティは 入籍から1年がたった今日2014年06月27日である。
コンセプトはPharrell Williamsのi am OTHER「Happy」だ。 パーティーの式以外なにもない。ただゲストの方と一緒に「Happy」を踊る。
さあパーティがはじまった。
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「つないだこの手は離さない」夫婦編。夫婦になり、私の夫が誕生した。
このフレーズ「つないだこの手は離さない」は、デート中に六本木のミッドタウンでイチハラヒロコ展『期待して当たり前なんだし。』
2013年1月15日~3月24日の展覧会でした。
この時は、誰一人といない空間で私たちを祝福してくれた言葉。
過去に、夫も私もいろんなことがあり、そして夫と出逢い、ふたりの思いが一致した時に、このたまたま、見かけた「出会うときは出会う」や「感動確実」「幸せは目の前」と私たちの思いや今の気持ちがそのまま描かれた展覧会でした。
現在、結婚生活7年目になりますが穏やかな気持ちで感謝と共に夫婦の愛を育んでいます。
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